京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業において、万年寺山擁壁の構造計画と詳細設計を行いました。この工事は、鉄道仮線の敷設空間を確保するために、万年寺山の裾野付近の地山を切り取るものです。施工箇所の片側(山側)には用地境界が迫っており、反対側には営業線が近接しています。そこで、擁壁の構造は自立式鋼管杭擁壁とし、鋼管杭打設は狭隘な空間でも安全に施工できる自走式回転切削圧入工法(ジャイロプレス工法)を採用しました。今回、鋼管杭の打設工事がひと段落ついたので、発注者(京阪電鉄様)と一緒に現場見学し、施工会社(前田建設工業JV)と三者で集合写真を撮影しました。
当該連立事業の設計業務は継続中ですので、引き続き、施工にも配慮した設計に取り組みます。
発注者:京阪電気鉄道株式会社
設計完成年:2020年
自走式回転圧入工法(ジャイロプレス工法)による自立式鋼管杭の施工現場見学
2023.12.21