全社方針

CFKの中期経営計画2022-2024の策定プロセス

建設コンサルタントの経営計画、CFKにとっての経営計画って何だろう?

経営計画は、ステークホルダーである顧客や株主に対して会社のビジョンを示すものですが、私たちの真の顧客は、社会インフラのエンドユーザーである市民、物言わぬ自然、そして未来の子供達。目の前のビジネス環境に振り回されるのではなく、これからの時代の社会インフラのあり方について、あらためて誠実に向き合う必要があると考えました。

そして、CFKは社員持ち株会社。ステークホルダーたる株主は私たち社員自身です。コンサルタントの本質として拘りを持つこの経営手法と、自由で風通しの良い社風を活かした計画プロセスがあるはずです。

CFKの経営計画は、社会インフラのあり方から考える。それをCFKらしい社員協働のプロセスで能動的に考える。次期中期経営計画2022-2024を策定するにあたって、最初に考えたことです。

コロナ禍前から「ポストコロナ社会」を考えていた

話は遡りますが、2018年度、土木学会が「22世紀の国づくりーありたい姿と未来へのタスク―」と題したデザインコンペを開催しました。CFKは「22世紀の国づくりを考えることは経営計画そのもの」と判断。経営陣が中心となってコンペにチャレンジしました。

その時に我々が描いた世界は、「ポストアーバン/ルーラル」。人口や文化の側面から日本社会の課題を浮き彫りにするとともに、リモートワークや各種オンラインサービス等がこのまま進展した時の都市の存在意義は何なのか、地方の生き残り策は何なのかを考えました。

そして、描いた世界の一部は、我々の想像よりも遥に早いタイミングで実現することになります。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が、在宅勤務やオンライン授業等を半ば強制するという形で…。

土木学会主催デザインコンペ「22世紀の国づくりーありたい姿と未来へのタスク―」
日本人のアイデンティティを活かした交流・創造の舞台づくり~関西からの発信~

SFプロトタイピングと土木のビッグピクチャー

新型コロナウイルスの猛威の結果もたらされた社会は、ある意味、予想どおりでしたが、国土として、社会インフラとしての準備が間に合っていないことが大きな問題でした。なにより、パンデミックを通じて人々の意識と行動が急変することにまでは考えが及んでいませんでした。予測できない未来に対して、イシュードリブンによる課題解決だけではより良い未来を実現することができないことを学びました。

その時に知った考え方が、スペキュレイティブ・デザイン(Speculatibe Design)。
CFK創立75周年企画「Beyondコロナの社会をどうデザインするか」と題した対談でそのヒントを得ました。現在の延長線上ではなく、目指す未来をまず設定し、そこから考えるのです。

その直後のタイミングに、土木学会に「コロナ後の日本創生と”土木”のビッグピクチャー」特別委員会が設置され、CFKも幹事として主動的に参画する機会を得ました。ビッグピクチャーとは、「多くの人々が信頼して共有しうる全体最適の将来見通しや全体俯瞰図」です。

「未来は予測するものではなく創造するものである」。
これは、SFプロトタイピングを提唱するベストセラー書籍のタイトルですが、スペキュレイティブ・フィクション (Speculative Fiction)を通じて未来を描き、それを実現するための方策をバックキャスティングする考え方で、ビッグピクチャーを描くことにしました。

それはCFKの将来ビジョンや次期中期経営計画に通ずるもの。
そう考えたCFKは、若手・中堅・ベテランを織り交ぜた総勢24名で、総力を挙げてビッグピクチャーに挑むことにしました。

これからの働き方とオフィス環境づくりプロジェクト始動!

一方、コロナ禍の体験を通じて、ニューノーマルに対応した働き方が世の中で話題になりはじめました。これに対して、CFKは「在宅勤務等のカタチから議論するのはCFKらしくない」と考え、若手・中堅の社員を中心に「新たな価値創造を支える働き方とオフィス環境づくり」タスクフォースを立ち上げます。

タスクフォースの最初のアクションは、「CFKの将来ビジョンに向けた想い」の共有。経営陣層が熱い想いを語り始めました。その後、若手、中堅を中心に、2021年夏から、ワークショップやフィールドワーク、アンケート調査などを行い、CFKらしい働き方やオフィス空間について考えてきました。

我々が求めるのは「おしゃれなオフィス」ではありません。計画・調査・設計・管理など専門領域の異なるメンバーが「チーム」で仕事をする上で必要な環境とは何か?ハード面だけではなく、チームビルディングや集中できる時間をどう作るかなど、ソフト面での気づきも多くありました。
今後は2022年以降のオフィスリニューアル(予定)に向けて、より具体的なプロジェクトが動き始めます。

「プロジェクト志向」と「本質を極める」に込めた想い

社内報CFK NETWORK 2021新年号扉絵「特集:本質を極める」
(画像をクリックで拡大)

現在の中期経営計画2019-2021は、「プロジェクト志向をもって価値創造集団を目指す」というタイトルをつけました。問題を与えられてから解くのではなく、自ら問題を設定し能動的に動いていこう。真の顧客である市民、自然、未来の子供達のためのプロジェクトを実現させよう。そういう想いを込めました。

その精神を引き継ぎつつ、次期中期経営計画2022-2024では「本質を極める」をキーワードとします。正しいプロジェクトを構想し、実現させていくためには、社会インフラの「本質」を極めなければならない。SFプロトタイピング、土木のビッグピクチャー、これからのオフィス環境づくり⋯。すべてはこの「本質」と繋がっています。

「本質を極める」。簡単ではないけれど、愚直に挑戦し続けることが大事です。

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