CFKは、変動が激しく、不確実で、複雑、曖昧な今後の社会に求められるコンサルタントであるために、新規事業分野へも積極的にチャレンジしています。また、大学・研究機関への出向や、社外での研修もサポート。社員の学びの場を広げています。
社員の自発的な事業開発を支援するBlue Ocean Project
「Blue Ocean Project(以下、BOP)」は、「Blue Ocean(競争相手のいない未開拓の市場)」を見つけることを目的に、2007年に社内で発足したプロジェクトです。
社員の自発的な企画提案に対して会社が投資。このプロジェクトの成果を得ることが重要なことはもちろんですが、このプロジェクトに取り組むことによる技術提案力の向上にも期待しています。
BOP発足と同時に始まったのが「3次元設計」。全社的に3次元設計に取り組み、「設計ミスをなくし、効率的に仕事を進め、付加価値を高める」という3つの目標を実現。国土交通省が3次元設計技術「BIM/CIM(Building and Construction Information Modeling/Management)」を導入する以前から取り組みはじめたことで、業界のアクションに先駆けて3次元設計の実績を積み重ねることができました。
現在は、「ビッグデータを用いた新しい解析方法の開発」や「最新のドローン機器による新規ビジネス開発」など、7つのプロジェクトが進められています。
全社で取り組むべきプロジェクト開発
一方で、会社の主導によるワーキンググループをつくり、新たなコンサルティングサービスを検討するプロジェクト開発も行っています。これからのコンサルティングサービスの展開に関わるものとして、これまで「エネルギー開発」「官民連携の可能性」といったテーマが選ばれています。
社会インフラマネジメントセンターは、「インフラの維持管理」のワーキンググループから生まれた専門部署。また、ワーキンググループから、BOPとして会社に企画を提案することもあります。
新分野へのチャレンジとともに、建設コンサルタントとしての基礎的な技術を磨く取り組みも行っています。その中の一つ、「CFKデザインチーム」には希望者が集まり、設計やシステムから意匠まで、ベーシックなデザインの力を磨く取り組みを行っています。
チャレンジ制度
好きこそものの上手なれ――CFKでは社員の「やりたい」を会社の未来につなげていく「チャレンジ制度」を用意しています。社員からの「知りたい」「学びたい」という提案に対して、会社がサポートするものです。
たとえば、建築技術展で行われる「橋梁模型製作コンテスト」。部門を超えて希望者がチームをつくり、毎年出場しています。受賞したチームには会社からも表彰。数年前には受賞チームメンバーから提案された、「海外の橋梁を見学して学びたい」という企画が実現しました。
2018年には、有志デザインチームから提案された「ヨーロッパにおける先進的な公共空間の使い方を学ぶ人を社内公募する」という企画を実施。大学と連携する研究チームをつくって視察を行いました。見学や視察で得られた知識は、新しい事業の種とするべく社内に共有しています。
大学・研究機関での学びのチャンス
CFKでは、社外での学びの機会づくりを積極的に行っています。社外の団体が行う研修への希望者を募ることもあれば、会社側から参加を呼びかけることもあります。
また、公益財団法人鉄道総合研究所や国土交通省国土技術政策総合研究所等の研究機関との定期的な人的交流も継続しているほか、大学・大学院への出向のチャンスも。建設コンサルタントとして専門性を磨くさまざまな機会を用意しています。