道路、鉄道、橋梁、港湾等の社会資本は、国民の生命と暮らしを守り、国の経済を発展させる重要な土台です。建設コンサルタントは、これらの社会資本の整備のため、企画・調査・計画・設計・施工管理・維持等に関する技術コンサルティングサービスを提供する職能です。ここでは、私たちCFKが建設コンサルタントとしてどのような想いで仕事をしているのかご紹介します。
拡大する建設コンサルタントの役割
建設コンサルタントというと、基準やマニュアルに従って構造解析を行ったり、行政が進めるまちづくりをサポートする業種と思われがちですが、近年、建設コンサルタントの役割は拡大しています。行政と国民の間に立ち、責任ある専門家集団として、合意形成を図るコーディネーターの役割や、社会資本整備の事業者の代理人としての役割も期待されるようになっています。CFKは、期待される役割を果たし、「価値創造」を目指すプロセスに重点をおいています。
一般的な建設コンサルタント
CFKが考える建設コンサルタント
間違った問題設定にはNoと言う
建設コンサルタントは「国づくり・まちづくりの医者」であるとCFKは考えています。患者が欲しがるからといって薬を安易に処方する医師はいないように、私たちCFKも専門家としてきちんと診断し、正しい処方箋を示します。与えられた問題を解くのではなく、間違った問題設定には「NO」とはっきり言います。
プロジェクト志向で実現まで導く
提案を実現するためには、新たな役割にもCFKは挑戦します。社内ベンチャーでシェアモビリティの事業会社を立ち上げたり、異業種と連携してまちづくりの合同会社を設立するなど、とことん「プロジェクト志向」です。いかに困難なプロジェクトであっても、専門家として必要性を認めれば「できるか、できないか」ではなく、「どうすればできるか」という姿勢で実現まで導きます。
ニーズを超えた価値を創造する
建設コンサルタントは、発注者のニーズを超えて提案できることが大事だとCFKは考えています。「受注産業」から「価値創造産業」となることがCFKの目指す建設コンサルタント像です。ICTやAI等を活用した新たな技術開発、海外も含めた新しい顧客へのアプローチ、事業コーディネートや事業運営等の役割を担うなど、価値創造のためにCFKは常に挑戦し続けています。
「顧客」の声に耳を傾ける
CFKは、まちの声に耳を傾けプランニングを行い、地形と語りあいながら設計を行います。フィールドとなるまちで思い切り遊び、地元の人と交流することも欠かせません。心の通ったコンサルティングや設計をするために、その地を好きになることを私たちは大切にしています。発注者である行政機関や交通事業者だけでなく、その先にいるインフラの使い手である市民、物言わぬ自然、そして未来への子どもたちもCFKの「顧客」なのです。