現在、南海本線の諏訪ノ森駅と浜寺公園駅付近では、踏切渋滞・事故の解消による都市交通の円滑化、鉄道の定時運行、鉄道により分断されていた市街地の一体化の促進等を目的として、地平を走行している鉄道を高架化する連続立体交差化事業が進められています。
本事業では、「仮線」と呼ばれる仮設の線路を現在の線路の横に敷設し、線路を一旦切り替えて、元々線路があった所に高架橋を施工します。高架橋が完成したら、線路を再度切り替えることで、地上を走行する線路を高架化する工事が行われます。(下図参照)
7月26日の終電後に上り線を仮線に切り替える工事(下図Step1)を見学する機会を得ました。一夜間(終電:0時頃から始発:5時頃まで)でどのように線路が切り替えられるのかを学び、7月27日の始発に乗車して昨夜切り替えられた線路を走る電車に乗って帰りました。
CFKは本事業の計画段階から、調査(測量、地盤、環境)、構造物の設計に至るまで幅広く業務に携わっています。今後は、下り線も仮線への切り替え工事が実施され、本格的に高架橋の施工が始まります。
南海本線 堺市内連続立体交差化事業 線路切替工事見学
2024.08.28