構造系部門 橋梁・長寿命化グループの主催により、社内研修（OFF-JT）の一環として、熊野川河口大橋（仮称）工事の現場見学会を2022年5月31日に開催しました。本橋梁は、近畿自動車道紀勢線の一部をなす一般国道42号新宮紀宝道路（紀宝～新宮北間、2.4㎞）において、和歌山県新宮市と三重県東牟婁郡紀宝町の県境を流れる熊野川河口に架かるPC長大橋であり、現在、上部工の張出施工が進められています。
当日は、施工を担当されている前田建設工業株式会社様から、施工状況の説明を受けるとともに、橋梁設計、全体施工計画、施工時仮設構造物設計など様々な観点から橋梁施工に関する意見交換を行った上で、架橋現場を見学しました。
現地では、実際の上部工張出施工状況を確認しながら、設計時からの変更点や施工時のトラブルと対策、実施工を踏まえた設計時の課題などについて意見交換をしました。新入社員を含む中堅及び若手技術者から活発に意見が飛び交い、橋梁の工事現場を実際にみる、施工業者の方から実際に話を聞くことで、今後設計を実施していくうえで重要な観点や考え等を学ぶことができ、大変有意義な研修となりました。
