女川町震災復興事業が復興設計賞を受賞

2023.12.09

復興デザイン会議が主催する「第5回復興政策賞・計画賞・設計賞」において、道の駅おながわ(女川駅前シンボル空間/女川町震災復興事業)が復興設計賞を受賞しました。

CFKは、2011年の震災直後から継続して女川町震災復興事業に関わり、女川町の復興計画の策定、事業計画の立案、基本設計復興まちづくりのコーディネーターとして従事してきました。

今回、復興デザイン会議関係者様からのご推薦により、「第5回復興政策賞・復興計画賞・復興設計賞」の審査委員会(審査委員長:羽藤英二氏)において、厳正な審査の結果、「道の駅おながわ(女川駅前シンボル空間/女川町震災復興事業)」が復興設計賞に選定されました。

復興デザイン会議:
http://dss.bin.t.u-tokyo.ac.jp/alliance/design_about/
復興デザイン会議は、復興の研究と実践に携わる活動を組織だて、その情報の交換、相互研鑽の場を提供することにより、復興研究の推進と復興政策・復興計画・復興設計技術の確立と普及、技術者・政策立案者・計画者・設計者の教育を推進することを目的に、2019年12月に設立されました。

第5回復興デザイン会議 復興設計賞
◯事業名称:道の駅おながわ(女川駅前シンボル空間/女川町震災復興事業)
◯受賞者:

  • 小野寺 康  小野寺康都市設計事務所
  • 東 利恵   東環境・建築研究所
  • 松尾剛志   株式会社プラットデザイン
  • 南雲勝志   ナグモデザイン事務所
  • 平野勝也   東北大学
  • 宇野健一   有限会社アトリエU都市・地域空間計画室
  • 末祐介    株式会社建築技術研究所・中央復建コンサルタンツ株式会社共同企業体
  • 独立行政法人都市再生機構宮城震災復興支援本部
  • 鹿島・オオバ女川町震災復興事業共同企業体
  • 株式会社建設技術研究所
  • 女川町道の駅運営協議会(女川町・女川町商工会・一般社団法人女川町観光協会・女川みらい創造株式会社)​​​​

<審査員コメント>
区画整理を伴う震災復興事業の成功例として、女川町のまちづくりはすでに名高い。女川駅前から海へと延びる歩行者専用道路「レンガみち」は、「海を眺めてくらすまち」のシンボル軸として象徴的な風景を呈している。レンガみち沿道には「シーパルピア女川」や「地元市場ハマテラス」などの商業施設が並び、駅前の幹線道路沿いには公共施設や金融機関が配置されるなど、面的な人の流れが目指されている。2021年3月、上記「シーパルピア女川」等の一帯が道の駅おながわとして登録され、翌月オープンを遂げた。

復興とは、その後も長く続く地域の未来に繋がっていくものでなければならない。空間的な質の高さに加え、まちづくりコーディネーター等、外部有識者の継続的な関わり、「女川町復興連絡協議会」に始まる民間主導のまちづくり活動の成果など、その持続的な取り組みを高く評価し、道の駅おながわを復興設計賞として表彰する。

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