河川を通じた地域デザイン力強化に関する研修(令和6年度 第1回、第2回)を開催しました。

2024.06.19

●令和6年度 第1回 トレーニング研修

CFKは、公共空間デザインの力を強化するため、能力開発に取組んでいます。

講師に吉村伸一氏(吉村伸一流域計画室)をお招きし、河川空間とその周辺の地域づくりを一体的に考える力をチーム演習によって鍛えています。 今年度の研修では、「治水と環境の統合」、「歴史的土木遺産の保全活用」、「治水とまちづくり」をテーマに挙げています。

日 時:2024年6月4日(火) 10:00~17:00
場 所:中央復建コンサルタンツ株式会社 大阪本社大会議室
講 師:吉村伸一流域計画室 吉村伸一氏

 第1回研修では、治水と環境を統合させるプランを策定する際のポイントや考えついて講義を受けたあと、ケーススタディとして、三重県伊勢市の宮川堤を対象として、チームに分かれて治水と環境を統合させるプランについて議論しました。
 宮川堤は、江戸時代に築造された堤防であり、堤防強化と桜景観の継承が課題となっていました。本課題に対して、各チームが考える改良案について発表を行い、それぞれのプランのメリットやデメリットについて議論を行うことで、治水と環境を統合させるプラン策定についての理解を深めました。

●令和6年度 第2回 現地研修

日 時:2024年6月5日(水) 13:00~17:00
場 所:三重県伊勢市宮川堤
講 師:吉村伸一流域計画室 吉村伸一氏

 第2回研修では、第1回研修でチームに分かれて議論した宮川堤を現地見学しました。
実際の宮川堤は、治水安全度を確保しつつ、桜並木の伐採を最小限に抑え、かつ近世に築造された突出し堤(水制工)にも配慮する等、治水と環境の統合に相当な工夫がなされた計画・設計となっており、実際に計画・設計を担当された吉村氏からレクチャーしてもらうことで、考え方や工夫点についての理解が深まりました。
 なお、「座学」→「設計演習(トレーニング)」→「現地見学」の手順を踏むことで、受け身ではなく、かなり考えながらの研修となり、また実際に完成した現地を見ることで、工夫点を改めて実感できる研修となりました。

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