CFK設計の鉄道鋼中路ニールセンローゼ橋架設

2023.02.20
 現在、名古屋鉄道において、「河和線養父森岡線立体交差及び新駅設置事業に伴う本線土木工事」が進められています。本事業は、都市計画道路養父森岡線の広域的なネットワーク化を図るため、名古屋鉄道河和線を高架化し、新駅を設置するものです。
 1月27日に、鉄道鋼中路ニールセンローゼ橋(設計:CFK、製作施工:瀧上工業(株))が架設されました。本橋は地域の新たなランドマークとして、鉄道橋では前例のない構造形式が採用され、非常に難易度の高い設計となりました。
 本橋は、道路(名古屋半田線)と交差角30度で交差する橋長66mの桁で、鉄道営業線(名鉄河和線)に近接するため、架橋地点付近の施工ヤードで地組し、大型多軸式台車と呼ばれる特殊な車両で運搬して架設することを設計時に計画しました。
 架設当日は、20時から翌6時まで道路を通行止めとし、架橋地点より150m程度離れた位置にある施工ヤードで地組された桁を大型多軸式台車で運搬し、事前に設置されたアーチリブ基部に結合されました。
 机上の設計図が現実の構造物として形となったことは感慨深いとともに、本業務は技術者として貴重な経験となりました。
 今後、ニールセンローゼ橋は、支点部の補剛桁の架設、床版施工へと進んでいきます。

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