地盤との対話により、過去と現在を知り将来を予測します
インフラを整備・保全するときには、まず「地盤と対話」する必要があります。私たちは、基礎技術である現地踏査、地盤調査・計測により「過去」を確認し、「現在」を把握し、各種解析技術を活用して「将来」を予測します。
また、防災関連技術、環境関連技術を駆使して、安全・安心で豊かな社会づくりと修復・修繕、維持管理に貢献しています。
主な事例

ボーリングデータをもとにした地盤の三次元可視化
構造物基礎の支持地盤解析において、地表面は一見平らに見えても支持地盤面が傾斜していることや、トンネル坑口部の調査では地盤性状は風化作用により大きく変化していることがあります。理解しやすくするため、三次元可視化します。

道路・鉄道・トンネルなどの防災計画
道路に影響を与える落石や斜面崩壊など要因となる情報を収集し、メカニズムを解明するために防災CIMを構築して活用しています。このモデルでは地形や道路構造物などを三次元モデル化しました。

CIMモデルによる3次元的設計照査
地質調査の結果は、斜面対策設計と橋梁設計を合わせたCIMモデルを作成し、両施工の干渉について照査しました。橋脚位置と斜面対策範囲はお互い干渉しないため、斜面対策後に橋梁施工しても問題がないことがわかりました。