CIM

世界最先端のCIM!

CFKは、CIMが話題になる前の平成19年から3次元設計に取り組み、多くの実績を蓄積してきました。最初は手探りでの試行でしたが、今では社員一人ひとりがCIMの特徴や効果を理解し、明確な目的をもって自発的にCIMに取り組んでいます

「CIM」(Construction Information Modeling)とは、調査・計画・設計段階から3次元モデルを導入し、その後の施工、維持管理の各段階においても3次元モデルに連携・発展させ、あわせて事業全体にわたる関係者間で情報を共有することにより、一連の建設生産システムの効率化・高度化を図るものです。国土交通省では平成24年度からCIMの導入に向けた取り組みを開始しており、平成29年3月には「CIM導入ガイドライン(案)」が公開されました。平成30年度からは、橋梁やトンネルなど、大規模構造物の詳細設計においては原則としてCIMの適用が義務付けられており、各地方整備局でCIM活用業務・工事が実施されています。

しかしながら、CIMの本格運用に向けては多くの課題が残されており、CIM導入ガイドラインにも改善の余地があるものと考えています。まだCIMが本格運用に至っていない現状では、受発注者双方が目指すべき姿をイメージできないため、延々と検討を進めている場面が多々あります。

CFKは、CIMを他人事のように取り扱うのではなく、自分たちのための取り組みであるとの認識を強く持ち、CIMに取り組んでいます。CFKのCIMの取り組みが、CIMの本格運用、建設生産の効率化・高度化に貢献できればと考えています。

主な事例

秋川南岸道路(第一工区下元郷地区)道路及び橋梁予備設計【局長表彰】

関係機関協議の円滑化を目的として、現況地形、計画道路、橋梁、トンネルの3次元モデル(CIMモデル)を作成しました。また、現況地形の把握や施工計画、全体の完成イメージの確認において、3Dモデルによる完成イメージ(3D鳥観図や3D透視図)を活用しました。

発注者:東京都 西多摩建設事務所
完成年:2018

富岡トンネル外実施設計業務【所長表彰】

四国地整管内におけるトンネル設計で初めてのCIM試行対象業務として、本業務を実施しました。平串トンネル(旧名称:富岡トンネル)L=1,337mを対象としてCIM導入を試行し、CIM活用の効果、課題に加えて三次元CADソフト等による体積算出及びCIM(三次元モデル)作成に係わる費用について検証しました。

発注者:国土交通省 四国地方整備局 中村河川国道事務所
完成年:2017

掛田橋詳細設計業務【局長表彰】

CIM試行対象業務として、橋梁(掛田橋)を題材に、詳細設計プロセスの中でCIM導入の効果・課題を検証しました。具体には、①CIMモデル作成、②属性情報の設定、③設計段階でのCIMの活用、④設計段階でのCIM導入効果の検証、⑤施工・維持管理でのCIM活用方法(提案)を実施しました。

発注者:国土交通省 東北地整備局 福島河川国道事務所
完成年:2016

平成30年度志布志港(新若浜地区)岸壁(取付部)基本設計

岸壁取付部を対象とした本業務では、隣接する本体部岸壁との接続が可能な構造物の設計を行いました。設計における課題は、法線方向の水深変化が大きいため、複雑な地形における施工性の評価を適切に行う事にありました。そこで、3次元CADモデルを活用し、設計・施工上の問題点を抽出しました。

発注者:国土交通省 九州地方整備局 志布志港湾事務所
完成年:2018

横浜港大黒ふ頭地区岸壁(-12m)取付部基本設計

ケーソン構造の取付部は、前面海底に方塊ブロックの構造物が配置された複雑な構造です。また、隣接する控え矢板式岸壁は、4.5mの増深が計画されており、その掘削により取付部や近接の防波堤の安定性を損なう懸念がありました。そのため、隣接岸壁の増深による影響をわかりやすく可視化するため、CIMモデルを作成しました。

発注者:国土交通省 関東地方整備局 横浜港湾空港技術調査事務所
完成年:2018

港湾分野におけるi-Constructionへの対応

港湾分野にもi-Constructionを導入する機運が高まっています。本業務では、CIM導入ガイドライン案の素案の作成や、3DデータモデルとICT計測機材の測定結果を用いて出来形管理や監督・検査を行うソフトウェアツールを作成しました。

発注者:一般財団法人 港湾空港総合技術センター
完成年:2016

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