新交通システム（モノレール、AGT）、路面電車（LRT）の計画・設計
鉄道とバスの良さを併せ持つ新交通システム・路面電車
都市部や空港アクセスに導入されているモノレール、臨海部や郊外開発の公共交通として利用されているAGT（動輪にゴムタイヤを使用した案内軌条式鉄軌道）、人と環境にやさしい路面電車。
これらの新交通システムは、都市の発展とともに新たな公共交通として導入されています。近年、路面電車は都市部の渋滞緩和、手軽な公共交通として脚光を浴びています。
通常の鉄道では走行できない急勾配、急曲線にも対応でき、道路上に専用の構造物や走行路を設け、定時運行が可能な安心・安全な公共交通として人々の生活に役立っています。
CFKは、新交通システムや路面電車の計画・設計、維持管理において、初期の整備計画の作成段階から参画し、全国各地に豊富な実績を有しています。
神戸新交通ポートアイランド線延伸事業
2006年2月16日の神戸空港の開港に合せ、同年2月2日に延伸・複線化を行ったポートアイランド線延伸事業。
CFKは、本事業において、事業許可・特許申請資料作成業務、施行認可図書作成業務を担当しました。需要予測、基本ルート検討から路線設計、駅部を含む構造物の比較設計に至るまで、事業化に向けてCFKが全社一丸となって取り組んだ業務です。
詳細設計段階では、基本計画、設計条件等をまとめた設計要領書を作成し、中公園駅から市民病院前駅（現みなとじま駅）の下部工詳細設計を実施しました。
発注者：神戸新交通株式会社
設計完成年：2001
大阪モノレール延伸事業
大阪モノレール延伸事業は、門真市駅から(仮称)瓜生堂駅までの約8.9km（新駅4駅含む）を南伸させるものです。
CFKはルート検討から事業費算出、基本設計（駅舎の諸施設の配置計画、ホーム上家と土木本体の構造計画・工事施行認可設計、施工計画等）等の業務において貢献しています。
現在は、(仮称)鴻池新田駅詳細設計や鋼軌道桁・橋脚の詳細設計等に携わっており、2029年の開業に向けて全社横断型プロジェクトチームを結成し、取組んでいます。
設計完成年：
2014 南伸ルート等検討委託
2019 構造物基本設計委託（その3）
広島新交通西風新都線延伸事業
広島新交通（アストラムライン）の延伸(新交通西風新都線)は、既存の広域公園前駅から西広島駅までの約7.1km（新駅6駅）を整備する事業です。JR山陽本線と接続し、基幹公共交通の環状型ネットワークを形成することによって、西風新都の都市づくりを一層推進させるものです。
CFKはルート検討から事業費算出、延伸区間にある構造物（橋梁、トンネル、駅、側道）の構造検討を行ってきました。現在は、環境影響評価や設計指針改訂等に携わっており、全社一丸となって事業推進に取組んでいます。
設計完成年：
2012、2013、2014 基本調査業務他
2017 新交通西風新都線基本設計業務
2020 新交通西風新都線予備設計業務
