鉄道施設の改良・改造

改造設計・耐震補強設計などの各種特殊設計

利用者目線の構造設計

都市の発展、利用者ニーズの変化を受けて、駅の形状や機能も変化することが望まれます。
CFKは、業界でも稀有な改造設計を得意とするコンサルタントでもあります。バリアフリーを踏まえたエレベーター設置や新たな出入口の設置等、各種改造設計を行っています。また、路線網変更に伴う大規模な駅改造設計の実績も有します。
近年では、安心安全が求められる鉄道構造物に対して、耐震診断、耐震補強設計や浸水対策に伴う構造改造等にも対応しています。

阪神三宮駅 改修設計
(基本計画・基本設計・実施設計)

梅田に次ぐ大規模ターミナルである阪神三宮駅の大規模改修設計を総合コンサルタントとしての強みを活かし、土木設計、建築設計ともに当社で実施しました。建築設計では、六甲山の山並み、神戸港といった神戸の特徴を『なみ』として随所に表現するなど、神戸の玄関口として相応しい駅空間を目指しました。第58回 鉄道建築協会賞入選(作品部門)

発注者:阪神電気鉄道株式会社
設計完成年:2013

銀座線外苑前駅出入口改良に伴う変更

東京メトロ銀座線外苑前駅の3番出入口について改良設計を行いました。本設計は、混雑緩和を目的に出入口の拡幅を行う設計であり、既設ボックスカルバートの上床版嵩上げ改良、ボックスカルバートの下床版を残置したU型擁壁への改良、既設U型擁壁の拡幅改良の設計を行いました。

発注者:メトロ開発株式会社
設計完成年:2016

仙台市営地下鉄 南北線 勾当台公園駅
下りエスカレータの設置

仙台市交通局は、旅客の利便性向上のため、地下鉄南北線勾当台公園駅の公園2出入口に下りエスカレータを新たに設置しました。
CFKは地下鉄南北線全駅の下りエスカレータ設置基本計画から詳細設計までを担っています。勾当台公園駅では公園2出入口の他に北1出入口、北2出入口の計3か所の詳細設計を実施しています。

発注者:仙台市交通局
設計完成年:2016

新しい地下鉄出入口の設置

都営地下鉄春日駅では、バリアフリーと旅客の利便性向上を目的に、新たな地下鉄出入口としてA7出入口を設置しました。CFKはこの地下鉄出入口の詳細設計を実施しました。この出入口は階段やエスカレータが無く、エレベータでホームに直結するエレベータ専用出入口です。

発注者:東京都交通局
設計完成年:2014

柱の耐震補強

阪神淡路大震災において土木構造物は甚大な被害を受けました。その被害を二度と発生させないため、鉄道事業者は耐震補強を進めています。都営地下鉄においても高架橋の柱に鋼板を巻き立てる耐震を施しています。CFKはこの耐震補強設計技術を得意としており、都営地下鉄の耐震補強設計に貢献しました。また、都営地下鉄だけでなく、東京メトロをはじめとした日本全国の地下鉄の耐震補強設計を行っています。

発注者:東京都交通局
設計完成年:2016

Osaka Metro中央線 千船橋梁耐震補強

Osaka Metro中央線の高架部のうち、大阪港駅~朝潮橋駅間の運河上にかかる橋長72mの千船橋梁(3径間ゲルバー式鋼鈑桁)は、道路と鉄道の併用橋です。鉄道橋部分の耐震補強を行うにあたって、道路・鉄道を含めた全体系動的解析により、耐震補強設計を実施しました。
鉄道桁は、ゲルバー支承を撤去して連続桁化することで落橋防止機能を向上させました。
鉄道橋脚は、上下端にピポット支承が設置されたピン構造でしたが、門型橋脚を新設して水平力分担ゴム沓に置き換えることで、耐震性能を向上させる構造に変更しました。

発注者:大阪市高速電気軌道株式会社
(発注時:大阪市交通局)
設計完成年:2018

梅田1丁目1番地計画
大阪梅田ツインタワーズ・サウスと
周辺地下街との接続 地下街側の改造設計

阪神百貨店(阪神梅田本店)が入る大阪梅田ツインタワーズ・サウスが2022年春に全体竣工を迎えました。CFKは建替プロジェクト発足時から参画し、ホワイティうめだやディアモール大阪などの阪神百貨店を取り囲む地下街と地階で接続する箇所の、地下街側の改造設計を実施しました。建物側と接続箇所を調整し、接続箇所の地下街構造物の安全性を確認しながら新しい接続口を設け必要に応じて補強を行いました。対象となった地下街のなかには、約90年前に施工された大変古い構造物もありました。CFKは、このような既設地下構造物の改造設計も得意分野のひとつとしています。

事業主:阪神電気鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社
設計完成年:2018(1期)、2022(2期)

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