鉄道建築設計
利用者に寄り添う駅空間の創造
CFKは鉄道建築設計を得意とした全国でも数少ないグループを有しており、関西圏・関東圏を中心に全国各地の駅舎や鉄道施設の基本計画、基本設計、実施設計と幅広い設計を行っています。
特に駅舎設計については、高架駅、地下駅、橋上駅および地平駅の新設設計はもちろん、改修・改造設計を含めた豊富な実績を有しています。連続立体交差事業に伴う駅舎の高架化、地下鉄駅舎のリニューアル、地下鉄道の火災対策基準に基づく避難安全性の照査及び改修・改造設計などに携わり、新交通システム、LRTといった鉄道駅舎の設計経験も有しています。
3Dスケッチを用いた意匠設計のほか、構造設計、建築付帯設備設計まで一貫した設計が可能で、過去には、鉄道建築協会「鉄道建築協会賞」や兵庫県「人間サイズのまちづくり賞」なども受賞しています。
南海本線泉大津駅実施設計業務他
(基本計画、基本設計、実施設計、工事監理)
南海本線(泉大津市)連続立体交差事業に伴い高架化された泉大津駅。“船・海・波”をデザインモチーフに外観にはダイナミックな船型の窓、コンコースの吹抜け空間には船底天井をデザインし、まちのランドマークとして親しまれる駅を目指しました。本業務で導入検討を行った太陽光発電システムを備える、環境に配慮した駅です。
阪神本線青木駅深江駅実施設計業務他
(基本計画、基本設計、実施設計)
阪神本線住吉・芦屋間連続立体交差事業に伴い高架化された青木駅・深江駅。デザインコンセプトを青木駅“白い砂浜に漂着した青亀”、深江駅“船”とし、3次元モデルを用いたスケッチを作成しながらデザイン検討を重ねました。2019年の上り線高架化により全線高架化が完了し、両駅とも作成したスケッチ通りの外観を見ることができます。
高速度鉄道第6号線
野並・徳重間駅意匠計画業務委託
桜通線延伸に伴い設置された4駅(鳴子北駅、相生山駅、神沢駅、徳重駅)の意匠計画を行いました。4駅共通したデザインの基本方針、コンセプトを策定しつつ、駅ごとにステーションカラーを設定することで各駅の個性を出しながらも、ひとつの路線として統一感を感じられる計画としました。神沢駅、徳重駅は実施設計にも携わっています。
阪神本線三宮駅改良工事の内設計調査
(平成21年度)その2工事 ほか
阪神本線三宮駅改良工事に伴い、当社の土木設計部門と協働して基本計画から実施設計までを手掛けました。内観には北野異人館やポートタワーなど「神戸」を代表するデザインを散りばめ、楽しく賑やかな駅空間を目指しました。
「2013年度 鉄道建築協会賞 入選((一社)鉄道建築協会)」、「第15回 人間サイズのまちづくり賞 知事賞(兵庫県)」を受賞しています。
都市計画道路長柄堺線拡幅整備に伴う天王寺駅前、阿倍野停留場駅舎および上家実施設計 ほか(基本設計、実施設計、工事監理)
あべの筋(都市計画道路長柄堺線)の拡幅整備に伴い新しくなった天王寺駅前停留場。あべのハルカス、あべのキューズタウンに囲まれた阿倍野・天王寺エリアの中心部に位置しており、ホーム上家にソーラーパネルを設置した環境に配慮した停留場です。当停留場と周辺の商業施設・JR・地下鉄等をエレベーターで結び、バリアフリー化を実現しています。
コスモスクエア駅建築工事実施設計
大阪メトロ トレードセンター前駅(設計時の仮名称はコスモスクエア駅)の実施設計を行いました。国内2例目の新交通システムの駅で、隣接施設へ接続する歩行者用デッキの高さや軌道の縦断計画に伴ってホーム階が2階、コンコース階が3階に設置されている珍しい構成の高架駅です。外観は周辺の海をイメージした波型のデザインとしています。