憧れを追う大切さ

カーチ・キライ(karch kiraly)、バレーボールアメリカ合衆国女子代表チームの現監督です。現在FIVBランキング世界2位であり常勝チームを作り上げています(1位中国、日本は7位)。
自身の現役成績は凄い!男子代表チームのキャプテンを務め、3度のオリンピックですべて金メダルを獲得しています(1984年ロサンゼルス、1988年ソウル、1996アトランタ(ビーチバレー))。インドア・アウトドア両方で金メダルを獲得した唯一の選手であり「20世紀最優秀選手」に選ばれています。また容姿がハリウッドスター顔負けの超イケメンであり恐ろしい程に「カッコいい」人物です。

目覚める!

私は中学・高校生とバレーボール部に所属していました。社会人になってからも仲間たちとクラブチームを作り、週末には練習・試合と楽しんでいた時期がありました(さすがに最近はボールにすら触れていませんが)。バレーボール部に入部する動機は不純で、入学時に身長が低かったため、「バレーボールをすれば身長が伸びる」という母の迷信を真面に信じて入部しました(笑)(おかげで中学の3年間で30㎝伸び177㎝になったことを思うとあながち迷信でも無かったような気もします…)。

その動機が身長だったので、上手くなりたい!レギュラーになる!といった志もほぼ無かった私でしたが、ロサンゼルスオリンピックのカーチ・キライをTVで見て、全身に電流が走ったことを覚えています。容姿端麗・プレースタイル・キャプテンとしての統率力・牽引力はTV越しにも伝わり、一気に私の憧れの人物になりました。なかでも彼を素晴らしいと感じたところは、チームのピンチに存在感を示す点です。「チームメイトがより良くプレーできるよう助けろ、君が良いプレーをするかは関係ない、みんなで勝利する」という語録が残っています。最近よく聞く「ONE TEAM」を、この頃に実践していた事になります。その上、彼のプレーが一番輝いていたことは、間違いなかったのです。

それ以来、私も彼のようなバレーボール選手、チームを纏める選手になりたいと強く思い、高校時代には2年生からレギュラーとなり、3年生でキャプテンを務めることとなります。比べるのも烏滸がましいですが、まさに私が覚醒するきっかけとなった人物です。

まねる(模倣)

私が大切だと思う事は、先ず憧れの人をまねる事です。髪型・服装・仕草・プレースタイル・何でも良い、不思議と模倣する事で上達するものです。もちろんまねたから上達する訳では無いですが、少しでも近づきたいと今まで以上に興味を持ち、観察し模倣する事が大切です。

仕事に関しては、なおさらです。社会において「憧れの人」を見つけることは、難しい事になるかもしれません。しかし、考えようによれば意外と身近に存在するのかもしれません。自分より優れた点を持っている人を見つける、憧れの人までといかなくともその良い点を模倣すればよいのです。先輩、上司、同僚、友人等周りにはたくさんの人達がいます。その中から見つければよいのです。兎にも角にもまねることをお勧めする「模倣も極めれば独創を生む」です。

私のような中高年は、少しでも後輩達から憧れられる部分を持つことを意識することが大切です。若者たちは、これからの長い人生で「憧れられる人になる」ことを意識し、日々成長して欲しいと願います。

西垣 勝俊
NISHIGAKI Katsutoshi
取締役
業務推進本部長

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