本設計競技では「新たな神戸の玄関口にふさわしい上質で洗練された空間をつなぐ歩行者デッキ」をテーマとして、「えき≈まち空間」の目指すべき空間像を実現し、主役となる周辺施設をゆるやかに統合する歩行者専用デッキの提案を求められました。
当社は、株式会社安井建築設計事務所、ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社とともに「えきとまちをつなぐ人にやさしいデッキ」をコンセプトとして、新しい三宮を特徴づける木格子と緑を豊富に用いた人を惹きつけるデッキ・人とまちに調和するデッキを提案しました。
神戸市から発表された審査員講評結果では以下の3点が評価されました。
- 木材を豊富に用いた三角格子の屋根は、自然の木漏れ日を連想させる温かみのあるデザインとなっており、構造物全体がトライアングルの形状で統一されている。
- 周辺の街路や三宮クロススクエアから見上げた場合、階段からデッキへと連続した植栽花壇の帯が見え、構造物を穏やかで優しい風景にしている。
- 税関線横断デッキは、部材や板厚が細く、圧迫感の無いスレンダーなデザインとなっている。
今後当社含めたJVチームにおいて、新たな神戸の玄関口にふさわしい風景を演出していきます。
