CFKが携わってきた中之島通の歩行者空間化が、2025年土木学会デザイン賞の優秀賞を受賞しました。
中之島通の歩行者空間化事業は大阪市中央公会堂などの大阪を代表する歴史的建造物や文化施設が隣接し、景観上重要な区域にある中之島通において、交通安全性・歩行者の回遊性・大阪都心の魅力向上を図ることを目的に、歩行者空間化を行いました。車中心の空間から人中心の空間に転換し、世界に誇る「水都大阪」にふさわしい新たな歩行者主体の公共空間を創出することを目指して実施しました。中之島通(公会堂周辺)と中央公会堂前広場は、公会堂を引き立て、「文化・芸術の交流の場」としてふさわしいシンボリックな広場に再編され、中之島の新たな日常の風景を生み出しました。
土木学会デザイン賞 審査委員 評価コメント(抜粋)
「車道が廃止され、中之島公会堂と一体となった歩行者空間化されることにより、従前と全く異なる質の公共空間が創出されている。もともとこうだったのではないかと感じられるほど、公会堂に向かうアプローチとして自然な一体感である。」
「土地に刻まれた軸線を再び印象付けるようなダイナミックな計画と細部にわたり配慮がなされた秀逸なプロジェクトであった。エリアを人々が行き交う公園として生まれ変わらせた事業であったことも、各地で取り組まれている公共の場づくりの好事例になるものである。」
土木学会デザイン賞は公益社団法人土木学会景観・デザイン委員会が主催する顕彰制度です。2001年に創設され、正式名称は「土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞」といいます。公募対象を広く土木構造物や公共的な空間に求め、計画や設計技術、制度の活用、組織活動の創意工夫によって周辺環境や地域と一体となった景観の創造や保全を実現した作品およびそれらの実現に貢献した関係者や関係組織の顕彰を行っています。.
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