民間敷地で”つなぐ”プロジェクトー「パーチ！」で地域の声を小さくお試し！

活動経緯

CFK東京本社は番町・麹町エリアに位置しています。このエリアには建物が密集し、CFK東京本社の周辺では子どもを送迎する親御さんが交差点の角で立ち話をする姿、営業マンが自転車の荷台にパソコンを載せて作業をする姿が日常的にみられます。

公園や広場等のパブリックな空間が不足する都心でも、こうした人達がふらっと立ち寄れる場所をつくれないかという思いから、令和６年春に東京本社駐車場の一部を活用して「パーチ！」を創りました。「パーチ！」は2024年3月の開設以来、“自由に立ち寄れる場所”として地域の皆さんや隣接する麹町幼稚園や麹町小学校の子ども達に認識され、ランチやひと休み、放課後の遊び場として利用が定着してきました。

この度、「令和７年度千代田区ウォーカブルなまちづくりの活動」(https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/machizukuri/toshi/walkable/walkable-boshu.html)の採択を受け、「パーチ！」でやってみたいことを地域の皆さんと話し合い、できることを地域の皆さんと“小さくお試し”しました。

社会実験

ワクワク会議～いつものまちからちょっと妄想編～

「パーチ！」でやってみたいことを地域の皆さんと話し合う、ワクワク会議を開催しました。

第1回ワクワク会議では、番町・麹町エリアにおける”イツモ”の過ごし方をちょっと楽しくするアイデアを出し合いました。水遊びなどみんなで盛り上がることがしたい、読書などゆっくりと好きなことをしたい、参加型でみんなと一緒に取り組みたいなど、たくさんのアイデアが出てきました。

第2回ワクワク会議では、第1回のアイデアの中から「パーチ！」でできることを話し合いました。

小さくお試し！week！

ワクワク会議のアイデアの中から、「パーチ！」でできることを小さくお試ししました。

下記の３つの小さなお試しと、同じく千代田区内で活動されているはだしのsoulちよだ(https://www.instagram.com/hadashi_soul_chiyoda/)様によるスペシャルワークショップを開催しました。

1.人工芝でくつろぎタイム

2.みんなで壁にペンキ塗り！

3.お楽しみ本棚でのんびり読書

4.スペシャルワークショップ「パラコードでキーホルダーづくり」

実施内容と社会実験の様子をご紹介します。

人工芝でくつろぎタイム

遊んだり座ったり、自由に過ごせる場所を広げるため、半地下駐車場の斜面に人工芝とクッションを設置しました。

人工芝では、ランチタイムにちょっとお昼寝をしたり、読書をしたり、すべり台のように滑ってみたり、ゴロゴロ回って競争したりと、自由な発想で過ごす姿が見られました。

みんなで壁にペンキ塗り！

4色のペンキを用意して、参加型で「パーチ！」の壁面を日替わりで少しずつカラフルに塗っていきました。また、クリアファイルを星型やハート型に切り抜いて、模様を入れていきました。

親子連れでの参加も多く、ペンキを塗るという体験がめずらしいと、特に子ども達が楽しそうに塗る姿が印象的でした。

お楽しみ本棚でのんびり読書

「パーチ！」に本棚を設置し、CFK社員の有志からもおすすめの本を持ち寄りました。マンガや小説、エッセイ、レシピ本など多様な本が揃い、ゆっくりじっくりと読書をする姿が見られました。時に本で読んだ呪文をかけられることもありました。

スペシャルワークショップ「パラコードでキーホルダーづくり」

はだしのsoulちよだ様に協力いただき、パラコードでキーホルダーをつくるスペシャルワークショップを開催しました。参加した子ども達は夢中でキーホルダーづくりに取り組み、自分でつくったキーホルダーを誇らしげに紹介してくれました。また、連れ添いの親御さん達がおしゃべりする姿がみられ、イベントを通じて「パーチ！」がコミュニケーションの場になっていました。