
北京の通勤交通について紹介します。
北京市での主な通勤手段としては、地下鉄、バス、そしてシェアサイクルなどがあります。
私は普段の通勤にシェアサイクルと地下鉄を利用しています。
シェアサイクルについて

北京市内では、歩道のいたるところにシェアサイクルが配置されています。シェアサイクルの会社は主に4社で、自転車の色が各社で異なります。利用する際にそれぞれのアプリを携帯にダウンロードして、QRコードを読み取り、最後に決済をします。費用は30分で1.5元(日本円で25円程)。私が出勤するときは、シェアサイクルを利用して家から駅まで行き、地下鉄に乗り継いでいます。
北京市地下鉄について

北京の地下鉄は2020年12月時点で23路線あります。乗車の際は「北京市政交通一卡通」というチャージ式のICカードを利用することができます。また「北京一卡通」という携帯アプリバージョンもありますので、事前に携帯にアプリを登録しておくことで、携帯を利用して乗車することも可能です。
初乗り運賃は3元(日本円で51円程度/6キロ以内)、そして4元、5元、6元(日本円で101円程度/32キロ以内)。日本と比べて運賃がかなり安いです。

もう一つの違いは、駅構内の改札に入る前にセキュリティチェックを受ける必要があります。コロナ禍で体温を測る機械も設置されました。
地下鉄以外に公共バスも日本の都心部と同じレベルで路線網が配備されていてすごく便利です。利用するには地下鉄と同じICカードの「北京一卡通」や携帯で乗れます。運賃は市内でほとんど1元(17円)です。

北京の地下鉄は日本と同じように非常に混雑していて、私の乗っている10号線のラッシュの時間帯は、車両がホームに入ってきても乗り切れず、やむを得ず1~2本見送ることもあります。
それにもかかわらず、乗客はみんな携帯でゲームをやったり、映像を見たり、文章を読んだりして、誰にも邪魔されず自分の世界に浸っています。
北京をはじめとする大都市に生活している人々は、毎日仕事と家庭で精一杯。通勤時間だけは自分のやりたいことをやれるのだろうと思います。
北京ネットワーク:中国の情報を社内向けに定期的に発信しています。本記事はその一部を紹介しています。