土木デザイン塾とは、、?
土木デザインにおける検討上の工夫点や業務プロセスに関する知見を共有・体系化することを目的に、CFKが関わる実プロジェクトを題材とした研修です。研修は、【構造物デザイン編】と【公共空間デザイン編】の2つのプログラムから構成され、構造物設計から公共空間のデザインまで幅広い視点を学びます。
今年度のテーマと内容
【構造物デザイン編】
2020年度に実施されたデザインコンペにてCFKが代表会社を務める中央復建・安井設計・JRNC設計共同体が特定され、予備設計・詳細設計を行った三宮駅周辺デッキ整備事業を対象に行いました。
三宮駅周辺デッキ計画に関する概要説明を受け、現在施工中のデッキ基礎工事現場を見学し、『デッキを支える基礎構造デザイン』について学びました。完成後には地中に隠れてしまう部分ですが、その基礎には施工性の向上や利用者の安全性・快適性また、本プロジェクトのコンセプトを実現するための設計意図が細部にまで反映されており、それを実際に目にすることができました。
プロジェクトの詳細: 三宮駅周辺歩行者デッキ設計競技プロジェクト
【公共空間デザイン編】
CFKが大阪市建設局の受注業務(2020年度~2023年度)として、公会堂周辺の各種調査・計画・詳細設計、デザイン監理、関係者合意形成支援を進めてきた中之島通の歩行者空間化事業を対象に行いました。
中之島広場の設計概要説明と現地⾒学を通じて、公共空間デザインの着眼点、考え⽅、プロセスを学びました。歩行者空間化に至るまでには、幾度となく試行錯誤と協議が重ねられ、 完成した空間には、利用者体験を重視した設計意図が細部にまで反映されており、デザイン要素が持つメッセージ性と、その伝達の難しさを改めて認識しました。
プロジェクトの詳細: 中之島通歩行者空間化に伴うデザイン検討・デザイン監理