畠中 仁

海外からも期待される
「鉄道のCFK」の技術力は誇りです。

People

鉄道系部門 東京鉄道グループ

1999年入社

畠中 仁 Hitoshi Hatanaka

神戸大学大学院 自然科学研究科修了。1998年、中央復建コンサルタンツへ入社。東京、大阪で、車両基地の設計や新幹線構造物の設計などを担当。2011年からは、中国版新幹線の施工監理を担当。2013年からは中部鉄道グループのリーダーを務め、リニア中央新幹線などのプロジェクトに携わる。20年以上、鉄道分野で活躍するエキスパート。

思い出のテレホンカード

僕が建設コンサルタントになったのは、小さい頃していた川づくりの影響が大きいかもしれません。雨が降ったら、地面に水たまりができる。水たまりと水たまりを繋いで、川をつくる。そんな遊びをよくしていました。僕はものを作ることが好きだ、と気づいたのは中学生の頃。機械や建築にも興味がありましたが、絵が苦手だったこと、何より大きなものを作れるところに憧れて、大学は土木専攻に進みました。

就職活動時、大学の先生に相談したところ、「現場でものを作るよりも設計の方が向いているから、建設コンサルタントがあっているのではないか」とアドバイスをいただき、CFKに入社しました。配属は、入社1年目から今までずっと鉄道グループです。

思い出に残っている仕事はいくつもありますが、2年目から5年目にかけて担当した地下鉄の設計は、一生忘れることができません。当時、プロジェクトを任されたものの、経験のない新人ですから右も左もわかりませんでした。毎日先輩や取引先に怒られながら設計を担当し、なんとか開業にこぎつけたのです。

数年に渡るプロジェクトが完了して安堵した時、「頑張ってくれてありがとう」と施工会社の方から一枚のテレホンカードをいただきました。おそらく沿線にお住いの方々に配る記念品を僕にもくれただけなのですが、それがすごく嬉しくて。「頑張ってよかったな」と思ったことを今でもよく覚えています。

日本の技術を中国の発展にいかす

東京で10年、大阪で3年新幹線構造物などの設計を担当したあと、2011年から中国版新幹線の施工監理を担当しました。日本で担当していた設計ではなく、施工監理の仕事です。北京オリンピック後、中国の急成長に合わせて中国版新幹線網の整備が加速。中国の施工現場に日本の新幹線技術の高さが求められ、新幹線構造物の設計に実績豊富なCKFに声がかかりました。

日本では設計ばかりしてきた人間ですから、普段現場に行くことはほとんどありません。図面にばかり向き合っていると、どうしても頭の中は設計のことだけに偏ってしまいます。中国では、現場の動きや作り方を間近で見ることができたので、以前よりも広い視野を持てるようになりました。図面は紙やパソコン画面上の2次元のものですが、施工現場を意識して構造物を3次元で立体的に考えながら設計することで、より良いものづくりができるようになったと実感しています。

現在は、リニア中央新幹線関連の仕事が増えつつある、名古屋を拠点に働いています。名古屋は、2013年に僕を含め3名でスタートしたチーム。もともと大阪本社の出先の一つでしたが、過去5年で順調に仕事が増え、2017年からは中部鉄道グループとして名古屋でも本格的に動き始めました。グループでは名古屋の仕事だけではなく、大阪や海外の案件も担当しています。

老舗・建設コンサルタントという信頼

20年以上に渡り鉄道に携わってきて思うCFKの強みは、設計だけに止まらず、路線計画、線形・配線計画、線路構造物、駅・車両基地の計画・設計など鉄道に関連するあらゆる分野をカバーしていることです。近年では、駅を中心としたまちづくりにも力を入れており、駅を作るだけで終わらず、いかにまちに人を呼び込むかまでを考えたプロジェクトを展開しています。

またCFKは数少ない、関西に本社を置く建設コンサルタント。創業地でもあるので、クライアントとの強い信頼関係を構築できていて、阿吽の呼吸で仕事が進むこともあります。建設コンサルタントの技術は、積み重ねで向上していくもの。戦後すぐの頃から実績を残してきたCFKには、みなさん多大なる信頼をしていただいていることを実感します。

だからこそ、仕事にやりがいを感じる一方で、強い責任感も必要です。自分の描いた絵がそのまま構造物になるからこそ、みんなに良いものだと思ってもらえるものを作りたいですね。

僕は今、中部鉄道グループのリーダーを任されています。グループには10名以上が在籍しています。グループの誕生から日が浅く、若手も多いのでグループの統合力上げて行く必要があります。中部鉄道グループの仕事が軌道に乗るようにグループを育てていきたいですし、大阪で信頼されているように、名古屋でも「CFKに任せれば大丈夫」と信頼していただけるような関係をこれから築いていきたいです。

やりたいことをやり尽くす

何歳になってもチャレンジはできますが、学生のうちにしかできないこともたくさんあります。学生のみなさんには、やりたいことを全部やり尽くして社会人になっていただきたいですね。

CFKは「英語を学びたい」「スキルを身に付けたい」というチャレンジにもできる限り応え、環境を用意してくれる会社です。

自分がどんなことに興味があり、どう思っているのかに気づき、その思いを伝えられるようになるためにも、学生時代にやりたいことをやり尽くし、仕事で力を発揮できる人材になっていただきたいです。

(部署名・役職等は、2019年2月掲載当時のものです)

上保 恵理佳

東日本大震災があったから、
私はこの道を選びました。

道路系部門 道路第二グループ

2012年入社

上保 恵理佳 Erika Uwabo

中邨 亮太

スケールの大きい仕事をしたい。
だからコンサルタントを選びました。

構造系部門 橋梁・長寿命化グループ

2011年入社

中邨 亮太 Ryota Nakamura

畠中 仁

海外からも期待される
「鉄道のCFK」の技術力は誇りです。

鉄道系部門 東京鉄道グループ

1999年入社

畠中 仁 Hitoshi Hatanaka

末 祐介

女川町で建設コンサルタントの
新たなあり方に気づきました。

未来社会創造センター 公民連携まちづくり室

1999年入社

末 祐介 Yusuke Sue

芦野 洸介

土木にルーツがなくても大丈夫。
「好き」を大事にすれば、
どんな人でも活躍できる。

環境・防災系部門 環境グループ

2017年入社

芦野 洸介 Kosuke Ashino

梶川 遥奈

学び、考え、議論することが楽しい。
街の未来を想像するとワクワクします。

計画系部門 地域整備グループ

2017年入社

梶川 遥奈 Haruna Kajikawa