文系学部卒としての思い

文系学部出身の建設コンサルタント

林 哲生HAYASHI Tetsuo
計画系部門
交通計画グループ

私は文系学部出身であり、就活を始めるまで建設コンサルタントという業種の存在すら知りませんでした。大学の同級生には、行政に勤めている場合を除き、CFKの仕事を理解してくれる友人はほとんどいません。

私が建設コンサルタントを認識したきっかけは、ゼミの指導教授のアドバイスです。就活にあたり、まちづくりや交通に関する仕事に就きたいと相談した際に、建設コンサルタントが適していると助言をいただきました。教授は元建設コンサルタントで、アメリカで活躍されていたこともあり、「日本ではまちづくりに関わる専門家はほぼ理系に限られているが、例えばアメリカでは社会学や政治、法律、心理等文系の専門家も多く関わっている」と教えていただきました。そこから、ダメもとで建設コンサルタント会社を中心に就職活動を始めました。

文系学部出身者を技術職の選考対象とする建設コンサルタントはほとんどない中で、珍しく理系と文系を隔たりなく採用しているCFKに出会い、内定・入社に至りました。

入社してからの仕事

内定が決まってからは、「実は技術以外の仕事を担当することになるのでは?」とか「本当に技術職となったとしても、周りは専門の理系人だし、算数も危うい私はやっていけるのか?」という不安が募るばかりでした。

2014年4月に入社し、一か月間の研修後、配属されたのは交通計画グループでした。技術職として働けることによろこびを感じましたが、やはり自分がこれから本当にやっていけるのか不安でした。

配属直後に上司から、「計画系の仕事には文系も理系も関係がない」とアドバイスをいただきました。実際に業務が始まっていくと、自らに課された仕事を進めることに一生懸命で、自分が文系学部出身者だということを意識することはありませんでした。現在のところ、入社前の心配は杞憂となっています。

私の仕事感

入社から3年間で一番思い入れのある業務は、平成27年11月に整備が完了した京都市の四条通歩道拡幅事業に関する業務です(写真1)。学生の4年間を過ごした京都の業務に関われることに幸せを感じました。また、CFKの諸先輩方が過去10年間にわたって進めてきた結果が、実際に形となっている仕事を目の当たりにして、大きな感動を得ました。

入社2年目には、ただ指示されるままに整備直後の効果検証を行うだけでしたが、3年目になってからは、京都市が置かれている状況や特性、これまでの検討経緯等、より大きな視点で効果検証のメニューを考えています。

最近は、少しずつ任される業務が増えており、他の業務も並行してしっかりと進める必要があります。定型的な内容を効率的に作業し、考えるための時間を確保することが重要となりますが、現状では一人で考え込み、その結果手戻りが発生してしまうのが私の課題です。

1 京都市・四条通

旅行が好きな私の入社後

実際にたくさんの土地を訪れることが自分のストックになると思い、長期の休みを取って、元々好きだった旅行を続けるようにしています。どこの土地もそれぞれ強い個性があり、文章や地図、写真だけではわからない空気感を実際に感じられるのは、とてもよい経験になります。

特に、ヨーロッパの街並みは本当に美しく、大きな街は公共交通も分かりやすく整備されており、街自体が一つのテーマパークのようでした。私が関わる京都市においても、「歩いて楽しいまちなか」を目指しており、今後の四条通のあり方を考えるうえで、非常に参考となっています。

レンタカーで自由気ままに移動(ドイツ・ホーエンツォレルン城にて)
路面電車のある風景(スイス・チューリッヒにて)

文系学部出身としての強みを活かすために

学生時代に学んだ公共政策学を切り口として、社会学や政治、法律、心理などの多様な視点を持った技術者を目指したいです。そして、土木分野にとらわれない新たな取り組みや事業を提案したり、これまで建設コンサルタントが取り組んでこなかったような事業の運営等も行うことにも挑戦したいと考えています。

若手社員から中堅社員に向けて

自身の文系コンプレックスをなくすためにも、まず技術士をはじめとした資格を早期に取得して、理系の方と同じように働けるようになりたいです。入社2年目に技術士補を取得して、技術士試験の受験資格までこれから2年少々ありますが、日々の業務で得られる知識・経験を蓄積していこうと思います。

また、建設コンサルタントの魅力は、特定の地域に限らず、様々な業務に取り組めることだと思っています。現在取り組んでいる京都市等の業務でしっかりと経験を積み、効果的な取り組みを他地域に展開させることができる技術者になりたいです。

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