オフィス環境づくり11:CFKのナラティブを一人ひとりの社員が紡ぐために《後編》-個人の語りは、企業の未来の種になる-

オフィス環境が変わると、働き方はどのように変わっていくのか。そんな問いを起点に、足かけ5年に渡って本社オフィスの改修を進めてきたCFK。2025年4月、その“ハード”の完成を経て、いままさにそこで働く社員一人ひとりの思考や行動がどのように変化させていくのかが問われています。

知的好奇心をより一層磨いていくため、社員一人ひとりが自分ごととして社会の動きや環境の変化を先読みしながら、CFK社員それぞれの物語(=ナラティブ)が外に滲み出る状態を作ろうと実施した4つの取り組み。

前編では、《U35×経営層座談会 CFKのDOYA?》と《「そもそも...」から考える 構造化実践ワークショップ》を通して、年齢や職種を超えた社内での対話によって自分の立ち位置を再確認する試みを紹介しました。

後編となる本記事では、《社員が自身の言葉で話す podcast  - 1TTAN RADIO -》と《社外向けイベント - 滲み出る企業ナラティブのつくりかた - 社員が語れる場と環境をどう育む?》の2つの取り組みから、今まさにどんな言葉や関係性が生まれていこうとしているのか、その軌跡を追っていきます。

取材・執筆

株式会社KUUMA 濱部玲美

神戸の海辺にある船舶整備の工場跡地を拠点に、コミュニケーションメディアの企画設計・編集を行う。
CFKのプロジェクトにおいては、オフィスリニューアルの軌跡と新オフィスを柔軟に活用するための様々な提案を紹介したハンドブック『ここらで いったん HAND BOOK』の編集、またCFKの社内ラジオ『1TTAN RADIO』のコンテンツ企画・シナリオ執筆などを担当。1TTANオフィスのホンダナに並ぶ「風の谷のナウシカ」は、毎回訪れる度にパラパラめくってしまうほど好き。

雑談とともに知的好奇心をくすぐるpodcast、始動

社員一人ひとりが、自分の言葉で“私とCFKと社会”の関係性を語れるようになるには、整えすぎない余白、揺れや迷いもそのまま許容する環境が必要ではないか。そんな“実験場”をつくるように企画したのが、podcast《1TTAN RADIO》です。

台本に整えられた言葉だけではなく、温度や息遣いまで含めた“手触り”を残すためには、音声メディアというフォーマットが最適ではないか。距離や場所の制約を受けずに継続的に更新していけることも、長い目線で育てていくこの企画のスタンスに合っている。そんな意見を交わしながら、《1TTAN RADIO》の準備は着々と進んでいきました。

企画準備の段階で、博物館の起源ともいわれる『ヴンダーカンマー(驚異の部屋)』を例にあげてブレストするシーンがありました。16〜17世紀に貴族や学者たちが世界中の“驚き”を持ち寄り未整理のまま並べた、知識と感性の混沌が生み出す予期せぬ発見をもたらす空間。確かな答えの見えない今の時代においても、ヴンダーカンマーのように雑多で混沌とした状態を肯定し、並べてみることで初めて見えてくるものがあるのではないか。《1TTAN RADIO》で拾い集められた断片的な言葉も、いずれCFKの未来をつくる大切なナレッジや戦略へと育っていくのかもしれない。そんな期待を抱きながら、骨子が作られていきました。

「ブンダーカンマー」を作った代表的人物の一人、オーレ・ヴォームによるカタログ『ウォルミウスの博物館、もしくは希少な事々の歴史』の口絵
撮影者:Didier Descouens パブリック・ドメイン
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1655_-_Frontispiece_of_Museum_Wormiani_Historia.jpg より

シナリオ制作の参考になればと、トークゲストがこだわるファッションポイントや好きなひと・ことなど、社員の特徴を細やかな視点で紹介する中矢さん、ラジオ好きならではの意見を繰り広げ「ジングルも自分たちで作ってみる?」と軽やかにプロトタイプを形にしようと投げかける大角さんなど、メンバー全員が楽しみながら自社コンテンツを育てようとしているその姿勢は、CFKが掲げる”誰よりも、好奇心”が体現されているように映りました。

“皆が楽しんでくれそうなものを自分たちで作ろう!“と思える衝動にこそ、ここにしか生まれないナラティブが宿っていくのかもしれません。

また、《1TTAN RADIO》を盛り上げるべく社外のクリエイティブチームも結成されました。これまでのオフィス環境づくりのプロジェクトに長く伴走してきたロフトワークチームによる旗振りのもと、コンテンツディレクションに筆者である濱部 玲美(株式会社KUUMA)、コンセプトコピーのライティングは1TTANの名付け親でもある久岡 崇裕さん(株式会社parks)、そしてビジュアルデザインは1TTANのロゴをデザインした清水 艦期さん。

「いったん、聞いとこ。喋っとこ。」を合言葉に、今年度はまず3回の1TTAN RADIOを収録することに。各回のテーマは「こんな話を聞いてみたい!」「このテーマだと、あの人の話が聞き出せるかも」の声とともに、軽快に決まっていきました。

コピーライティング:久岡 崇裕(株式会社parks)・グラフィックデザイン:清水 艦期
オフィスリニューアル時のクリエイティブチームが、1TTAN RADIOのクリエイティブ制作で再集合。

ホンダナを起点に、若手が語り合う《1TTAN RADIO》vol.1

さぁ、収録開始です。第1回目の《1TTAN RADIO》のゲストは、“ホンダナ”をテーマに、オフィスリニューアル計画時からタスクフォースメンバーとして活躍し、現在も日々1TTANフロアを盛り上げる菊地 佑さん(道路系部門 道路グループ)と、シェア型書店を起点にコミュニティを育てていこうと奔走する中村 遥さん(未来社会創造センター 公民連携まちづくり室)。1TTANのホンダナ前が、収録スタジオに早変わりしました。

ホンダナ前に設置された収録機材。マイクとヘッドフォンをつけると一気にテンションが上がります。

CFKのオフィスリニューアルとともに生まれた1階の共有フロア、『1TTAN』の中心にあるのが社員それぞれの興味や専門性、偏愛までもが集まり、新しい価値を生み出す“ホンダナ”。菊地さんは、そこに本を置くだけでなく、「本を通して人が交わる場として育てていきたい」と語りました。

中村さんが手掛ける大阪・東横堀川に2025年8月30日にオープンしたシェア型書店『ホトリヲ』は、都市の裏側として忘れられてきた川辺を“まちの顔”へと取り戻そうとするプロジェクト。本を媒介に語り合い、ゆるやかにつながる場所をつくっていく挑戦を聞きながら、1TTANのホンダナと川辺に生まれた書店ホトリヲとの意外な共通項が浮かび上がってきました。

本の配置のこだわりやこれからの構想を話す菊地さん。とても楽しそう。
その日着るものは靴下から選ぶという中村さん。菊地さんへの質問も「靴下を選ぶ基準は?」でした。

シナリオを手がけた筆者によるオープニングトークの後、20代の若手社員ふたりはまだ少し緊張した様子でしたが、ラジオ好きの大角さんがヘッドフォンをつけディレクターとして隣に座り、楽しそうにうなずく姿に引き込まれ、次第に表情がやわらいでいきます。

“ホンダナ”はただ本が並ぶ棚ではなく、思想が混じり合う装置。異なる場所で動き続けるプロジェクトをつなぎ、次のアイデアへ向かう入り口なのだと気づかされる収録になりました。

《1TTAN RADIO》vol.2の収録は、知的好奇心爆発。

第2回目の収録テーマは、ずばり“知的好奇心”。ゲストは、松島敏和さん(未来社会創造センター オープンイノベーション室長)と大角和輝さん(環境・防災系部門 流域治水グループ)でした。

松島さんは、大学で都市計画を学び交通ビッグデータを武器に『空飛ぶクルマ』の社会実装に挑む、社内外でも有名な先駆的実践者。RPG好きが相まって、“仲間をつくり、ラスボスを倒す”楽しさとともに、まだ誰も見たことのないブルーオーシャンに飛び込んでいきたい!と少年のようにキラキラした表情で話す松島さん。そんな姿を見てきっとたくさんの人がこの姿勢に魅了され、一緒に夢を追いかけたいと追走していることが想像できました。

そんな松島さんのお話に触発され、話し始めた大角さん。幼少期に駅で配られた時刻表の収集に没頭した経験をきっかけに、鉄道・道路へと興味が広がっていき、大学生の頃に出会った先生からの「人間は知的な生き物である」「知的好奇心こそ人としての高み」という言葉に大きな影響を受けたことまで話が広がっていきます。まさに収録テーマにぴったりのふたりの生い立ちや現在の実践、そして思想にワクワクさせられる収録の幕開けでした。

1TTAN奥にあるソファが、収録スタジオへ。写真左からメイントークゲストの大角さん、松島さん。

好奇心は個人の中で完結するものではなく、人と人をつなぎ、チームの推進力にもつながっていくもの。今回の収録の中で交わされた言葉の端々から、知的好奇心が連鎖し、まだ誰も見たことのない取り組みがCFKに生まれていく未来の姿が立ち上がってくるようでした。

トークを繰り広げる大角さんの後ろで、中矢昌希さん(計画系部門 副ゼネラルマネージャー 兼 事業創生グループ 統括リーダー)もタイムキーパー役を担い収録に参加。

《1TTAN RADIO》vol.3は、インフラ偏愛の世界へ

第3回のテーマは、CFKらしさ全開といえる“インフラ偏愛”。橋梁マニアの丹羽信弘さん(道路系部門技師長)と道路マニアの石井良依さん(道路系部門 道路グループ)をゲストに迎えて収録が行われました。

丹羽さんは京都・嵐山で渡月橋を見て育ち、土木の道へ進んで以来、40年で200以上の橋梁の設計を手がけてきた大ベテラン。仕事も趣味も橋一筋で、テレビやイベント、SNSでも“橋のかっこよさ”を日々発信する、まさに橋とともに生きる人です。

一方、石井さんは入社2年目で20代とまだお若いながら、すさまじい道路愛。幼少期から道路に魅了され、全国各地の珍しい道路や標識を巡り、なんと信号機を自宅に置くほど。手作りした“道路グッズ”は100種類以上に及ぶという、道路への愛を語り出したら止まらない魅力的な人でした。

収録では、ふたりの偏愛ぶりが会話の端々に滲み出て、話が止まらない熱量。丹羽さんは、石井さんが入社する前からその道への愛を知っていたそうで、同じ会社で働くことになった驚きと喜びを嬉しそうに語ってくれました。石井さんの初々しい語りと、丹羽さんの豊富な経験談が重なり合い、互いの視点から橋や道路の魅力が次々と紐解かれていきました。

普段は東京勤務の丹羽さん。大阪万博に足繁く通ったそうで、収録時もバッジが胸元に光っていました。
道路や標識の痕跡から、昔そこにあっただろう景色を想像するのが楽しいと話す石井さん。

好きなことを仕事として形にできる喜びと誇りが滲み出ていてとても心地よく、インフラの世界にどっぷりと引き込まれる収録となりました。

3回の収録を通して、社員一人ひとりの偏愛や好奇心、思想の断片がナラティブとして拾い上げられていきました。自らの一端を言葉にすることができる機会、そしてそれが新しい発見やプロジェクトの芽を生む機会として、これからも知的好奇心とともに《1TTAN RADIO》は成長し続けていくことでしょう。

様々なナラティブの実践を、教材として学ぶ場

2025年11月28日、CFKのナラティブを探求する取り組みの集大成として開催したイベント、題して《滲み出る企業ナラティブのつくりかた - 社員が語れる場と環境をどう育む?》。司会のロフトワーク太田さんが切り出した「社員が語れる場と環境をどう育む?」という問いとともに幕を開けたイベントには、20名ほどの様々な業種・職種の参加者が1TTANのパークに集まりました。

映像制作:廣川文花(BUNCA.)

ナラティブが生まれる場を醸成する“方法”だけでなく、オフィスや空間、メディア、社員発信の文化。それぞれの角度から、組織にとってのナラティブの力を深く掘り下げていくべく実践者として登壇した4名のゲスト。

オフィスリニューアルプロジェクトの推進を通じ、社員が自分ごととして働き、能動的に価値を生み出す文化を育てるCFK 菊地 佑さん。

共創スペース PYNTの企画運営を手掛ける株式会社日建設計の横山明日香さん。

社内放送局の立ち上げに挑み、音声メディアを通して組織のナラティブを伝える取り組みを実践する株式会社MIMIGURIの和泉 裕之さん。

そして、多様な組織で広報の立ち上げと文化づくりに取り組み、現在newmo株式会社で広報PRに携わる中澤理香さん。

参加者がリアルタイムで質問やコメントを投稿できる仕組みも用意されており、単なる講演ではなく、参加者とゲストが双方向で関わる環境のなか、企業の”語り”が社会とどう共鳴するのか、そのヒントを探る場としてゲスト4名によるトークが繰り広げられていきました。

ナラティブが醸成される、オフィスリニューアルの軌跡と展望

1人目のトークは、CFKの菊地さん。オフィスリニューアルを契機に、“これからの働き方と価値創造”の関係を再考してきたCFK。物理的なハードの刷新だけではなく、社員一人ひとりが能動的に働き、新しい価値を生み出すための“文化の土台”をつくることを目的に、足かけ5年に及ぶプロジェクトが進められてきたことを丁寧に振り返りながら説明してくれました。

新入社員育成研修の代表やSNS運用チームの代表など、道路設計業務と並行し幅広い業務に従事する菊地さん。

肩書きではなく、個人の感情や経験、これまでの歩みから紡がれる言葉から知的好奇心の連鎖を生み出していこうと立ち上がった社内ラジオ《1TTAN RADIO》の実践にも触れ、内部にあるナラティブが少しずつ表出する機会になっているのではないかと話します。これからも継続的に更新していく予定の《1TTAN RADIO》、そして社内にとどまらず社外の方々を巻き込んだイベントにも取り組んでいきたいと話す菊地さん。

オフィスリニューアルまでの軌跡、そしてこれからの展望が、すでに菊地さんのナラティブとして語られていることが感じられました。

ナラティブが混ざり合い、ひとりでは解けない課題に挑む

続いてマイクを持ったのは、日建設計に所属しイノベーションデザインセンター“PYNT”の企画・運営に携わる横山明日香さん。ワークプレイスの内装設計や働き方の研究に携わった経験を活かし、2022年より社内外をつなぎ新しい事業創出に取り組む部署で活動。コロナ禍のなかオンラインを活用しながら始まった実践は、建築・都市の専門性を軸に“社会課題を共創で解く”ためのプラットフォームへと発展していきました。

PYNTはその象徴的な場所として、東京都心にある日建設計の本社ビルの改修の際にその一部に生まれました。社員が自由に集い、社外の実践者とも出会い、新しいプロジェクトへと発展していく“開かれた場”として運用されています。展示やイベント、ワークショップ、バーなど多様な仕掛けが生まれ、様々なナラティブが表出するきっかけとなっていることが紹介されました。

マイクを握るのは、2023年のPYNT東京の立ち上げから企画・運営に携わり、現在も継続して活動する横山さん。

ハードだけから考えずにソフトで何ができるのかを考える寛容性も、共創プラットフォームPYNTがあったからこそ。例えば高齢者の移動が困難になっている課題解決を図った富山地域のプロジェクトは、“一人では実装できない社会課題”を複数の専門領域が横断して挑んだ共創モデル。アイデアの交換から現地訪問、助成金獲得、実証実験へと歩みを進めており、長期的なコミュニティ形成が実現できたことを紹介してくれました。

「3ヶ月や半年のプロジェクトで終わらせない。10年単位で未来をともにつくる」。その言葉は、企業のナラティブが滲み出るための“時間の伴走”の大切さを教えてくれたように感じました。

オンラインで滲み出す、文化融合のナラティブ

続いては、社内放送局『MIMIGURIチャンネル』の立ち上げと運営を行う和泉さんのトーク。企業合併とコロナによるリモートワークが重なったタイミングで「離れていても文化を統合し、社員一人ひとりの言葉が自然と立ち上がる環境をつくれないか」と考え、オンライン上に“語りの場”として設計したのが社内放送局だったといいます。

はじまりは、社員のパーソナリティに焦点を当てた社内ラジオ。ゲストとして呼んだ社員の人生経験や価値観を深掘りすることで、日常の業務だけでは見えにくい背景や感情が浮かび上がり、相互理解と愛着が育まれていったといいます。その手応えを受け、朝礼や数値報告までも番組化することで数多くの番組が生まれ、月に10〜15回生放送を実施。リアルタイム視聴率は20〜30%、高い回では40〜50%にも及ぶそうです。

普段は東京で子育てしながら仕事をする日々。久しぶりの大阪出張が楽しみで仕方なかったと、笑顔で話す和泉さん。

語りを促す番組が、情報共有やオンボーディング・ナレッジの言語化へと波及し、社内に共通言語が育つ循環が生まれていく。「語って終わりではなく、触発を生み、知へと転化する循環を描くことが重要」と、和泉さん。暗黙知を形式知へ変換し、組織に蓄積していくSECIモデル(経営学者の野中郁次郎氏らが提唱)のように、オンラインのナラティブな語りが文化融合のエンジンとなっていることを教えてくれました。

社員のナラティブは“企業の顔”にもなりうる

4人目のゲストは、数々のスタートアップ企業の広報に長く携わってきた中澤さん。軽快な語り口で、PR=パブリックリレーションズを“一方向の情報発信”ではなく、企業を取り巻く多様なステークホルダーと関係性を築く営みとして捉えていると説明しました。

特にここ10年はSNSの普及により、企業の価値は一部の公式発信だけでなく、社員の言葉やオンライン上の声の総体として形成される時代になったといいます。

ミクシィ、Yelp、メルカリ、10Xと、スタートアップから上場企業まで多様な組織を経験してきた中澤さん。

鍵となるのは、MVVC(Mission / Vision / Value / Culture)を軸にした発信の設計。MVVCに共感し、主体的に働く社員の感情や経験を丁寧に言語化し、周囲へ波及させていく。例えば採用広報においては、実際に働く人のナラティブをコンテンツ化し、家族や友人へと口コミで伝播することで、企業の顔つきが立ち上がっていく過程を紹介してくれました。

企業文化の浸透や外部への価値伝達という広報においても、社員のナラティブが重要。それらが種となって、共感の輪を広げていく大きな可能性を見せてくれました。

関係性の連鎖が形作っていく、企業ナラティブの未来へ

クロストークでは、登壇者同士がお互いに気になっていたことを率直に問いかけ合うシーンも。「社員のナラティブは企業の顔つきになりうる一方で、個人の語りに偏りすぎる危険性はないのか」という、現実的な問いもありました。

それに対して中澤さんから「ガイドラインがあると、語りの質を担保しつつ自律的な発信を支えるのでは」という声があがり、個人の物語と組織の価値観を往還させる“編集”の重要性が浮き彫りになったように感じました。

最後は登壇者も参加者も一緒に交流会。
1TTANフロアのコンセプトを表現した、1TTANオリジナルドリンクの試飲も行われました。
2ヶ月ほど前から1TTANオリジナルドリンクの企画、試飲会の準備を進めていました(写真は2025年11月19日の様子)

参加者からも積極的に質問が寄せられ、双方向のコミュニケーションが生まれた会場は、まさに1TTANらしい空気に包まれていました。社外との対話が再び社内の学びとして循環していく、そのプロセスを体感できる時間となりました。

ナラティブの力によって組織が開かれ、新たな関係性が生まれ磨かれていく。そんな歩みとともに、これから1TTANがどのように進化していくのか。CFKのナラティブがどのように紡がれ、形になっていくのか。その未来の姿が楽しみです。

取材・執筆:濱部玲美(株式会社KUUMA)
写真:福井達也

オフィス環境づくりの紹介

オフィス環境づくり01:
新たな価値創造を支える働き方の実現に向けて

CFKが模索する「これからの時代の建設コンサルタント」に求められるオフィス環境に関する中間報告を対談形式でお伝えします。

オフィス環境づくり02:
社内外の共創を生み出すには? 対話を通して空間や仕掛けづくりを考える

社内外の共創を生み出すには、どんなオフィス環境や働き方、マインドが求められるのか。現状における課題や目指すべき方向性を外部パートナーを招いて語り合います。

オフィス環境づくり03:
地域の生態系ネットワークと呼応する、オフィスと都市の未来

ランドスケープ・アーキテクチャー(緑地学)を専門とする増田昇先生(大阪府立大学名誉教授)、本プロジェクトの外部パートナーである住友恵理氏(建築デザインユニット etoa studio 代表)をお招きし、屋上や中庭でチャレンジしたいことを社員と共に語り合います。

オフィス環境づくり04:
大阪中津・西田ビルに学ぶ、自社オフィスを通じてまちを良くしていく覚悟

地域に開かれたオフィスビルを目指し、そのヒントを求め総合ローカルカルチャー施設・西田ビルを訪問。ビルオーナーの西田工業(株)の宇田川さんと、さまざまな取り組みを仕掛ける東邦レオ(株)の久米さんと語り合い、これからのCFKのあり方を模索します。

オフィス環境づくり05:
リサーチから見えてきた、わたしたちの未来の作り方

リサーチに参加した若手社員と、本プロジェクトの外部パートナーである(株)ロフトワークの服部木綿子氏が、各地でどんな気づきを得たのか、今後のプロジェクトや自身の働き方にどう生かすのかを語り合います。

オフィス環境づくり06:
本音を話すことからはじめよう。部門を超えた同世代の繋がりづくり。U35ワークショップ「喫茶シランケド」

自分たちの未来を自分たちの力でつくっていくために、U35世代の社員が自分たちの働き方の現状と理想を語り合うワークショップを企画、開催しました。

オフィス環境づくり07:
これからの仕事と働き方を、私たちが作っていくために。U35「価値創造を噛み砕くロジックモデルワークショップ」

35歳以下の若手が主体となり、U35「価値創造を噛み砕くロジックモデルワークショップ」を実施。会社が掲げている中期経営計画(2022-2024)を自分たちなりに噛み砕き、CFKの未来を考えます。

オフィス環境づくり08:
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者・三宅香帆さんと考える、CFKらしい「オフィスの本棚」

書籍『なぜ働 いていると本が読めなくなるのか』の著者・三宅香帆さんをお招きして、「オフィスの本棚」のあり方や運用方法について考えるワークショップを開催しました。

オフィス環境づくり09:
まもなくリニューアル。生まれ変わったオフィスを自分たちらしく活用するための手引きを作ろう

2025年3月末の第1期リニューアル完了を目前に控え、CFK社員が新オフィスを活用していくためのハンドブックを制作中です。

オフィス環境づくり10:
CFKのナラティブを一人ひとりの社員が紡ぐために《前編》-対話と構造化を通して仕事のあり方を編み直す-

さぁ、オフィスは出来た。これからが本番だ。この環境を使いこなしながら、自身の働き方にどんな変化を生んでいくのか。好奇心を全開に突き進むことで生まれるであろう、CFK社員それぞれのナラティブ(=物語)を紹介していきます。

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